「音と花と人と」は心の障がいや発達障がいなど外見からわかりにくく、理解が得られにくいために疲れてしまう日常を音楽や園芸に触れることで心をやわらげ、人と人がつながっていける場をつくろうと活動しています。

　これまで「『音と花と人と』の集い」は大津を中心に開催していましたが、集う人みんなが笑顔になれたらと『ひとまちキラリ助成』を受け、これから草津で活動が始まります。

　6/20（日）に第6回「『音と花と人と』の集い」がキラリエ草津で行われました。ハンドベルの演奏や、ピアノ演奏ともに参加者が「スイミー」の話を1行ずつ読むワークショップ、座談会、寄せ植えとプログラムはもりだくさん。

　ハンドベルの音色に心がなごみ、参加者みんなで作品をつくる「スイミー」のワークショップで会場が一体となりました。座談会は参加者が順に日ごろ感じていること、思いや悩みを話し、「そうなのね」と共感したりうなずいたり。
　最後の寄せ植え体験は、全国から活動に賛同する人たちが花の苗を送ってくれるとか。花は癒やしと生きる力を与えてくれます。父の日のこの日はミニヒマワリやマリーゴールドなど、初夏らしい花が用意され、持ち帰ってプレゼントしようと皆さんニコニコしながら作業をしています。

　コロナ禍で参加者がいつもより少ないとのことですが、みんなで悩みや不安を分かち合い、乗り越えていきたいと思う気持ちが「『音と花と人と』の集い」にあります。
　2時間のプログラムが終わるころは温かい気持ちになる「『音と花と人と』の集い」。参加者を包み込み、そっと寄り添うような時間です。
第7回は11月にキラリエ草津で開催予定です。

　8月29日（日）10:00～　草津市立水生植物公園みずの森で「ひまわりフェスタ」が開催されます。音楽や花を通じて人とつながろうと草津にはまた新しい風が吹いています。