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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

木村朱里さん、最年少で湖国初の女流棋士に!

女流棋士 木村朱里さん

将棋との出会い

木村さん  「女流棋士」と記された名刺を出してくれた木村さん。慣れない手つきとはにかんだ様子がなんとも初々しい。だって彼女はまだ中学生。
最年少で滋賀県初の女流棋士となった木村さん。将棋との出会いは小1のとき、父と兄が指してる様子をみていたのだとか。「始まる時の駒の並び(初期配置)がきれいだった」との感想に大器を感じます。

 当時住んでいた高島市の将棋クラブに兄と一緒に通っていた小3の時、全国大会の予選会で見事優勝。県代表となりました。「この時はじめて娘は『将来、女流棋士になりたい』と口にしたんです」とお母さん。

 女流棋士になる。

女流棋士になる

木村さん2  目標を定めた木村さんに迷いはありません。5年生になると将棋連盟の研修会に入会し、プロの師にも付きながらライバルたちと切磋琢磨する日々。家族も将棋中心の生活となり、将棋部のある中学に通うため家族で草津に引っ越してきました。

 「将来はタイトルを獲りたい。そのために今は強くなることに専念」という木村さん。学業以外の時間はネットで、対面で、と将棋漬けの日々ですが、「煮詰まってくると前向きになれないから」とKポップに夢中になる一面も。イマドキ女子の表情にどこかホッとします。

 好きな教科は国語。特に小説を読むのが好きだとか。
 「トップの人たちの将棋にはきれいな流れがあるんです。そこが小説に似てるなって思います」
うん、やっぱり脱帽です。

 「将棋会館のある大阪に行くことが多いのですが、草津からはすごく行きやすい。それに何をするにも便利で住みやすいです。人が多い都市だけど自然も程よく残っていて、どこか穏やかな感じもあって、大好きなまちです」

 どちらかというと「じっくり考える長考派タイプ」という木村さん。これからプロとして厳しい公式戦も始まります。ここ玉川から生まれた女流棋士の活躍に目が離せません。



コミュニティくさつ133号 2022.10月
My home town story 玉川より

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