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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

あなたとまちと公園のこれからに~ロクハ公園

ロクハ公園サポーター

種を蒔こう

2人の写真1  4月。取材日はあいにくの雨ながら、すでに今回取材を引き受けてくれた4名は夏に見ごろを迎える花の種蒔き作業をしています。シニア世代の皆さんは市内外から集まったレイカディア大学*の36期生。園芸科で学び、ボランティア実習の活動場所としてロクハ公園に来ました。ロクハ公園では自主的に動き、お互いコミュニケーションをとりながら約3時間の作業です。「夏場の水やりも交代でしています。家なら育った苗を買ってきますが、ここでは種蒔きから始めて育てていくところが面白いですね。月一回の活動なので、来るたびに草花の生長にビックリ。肥料のやり方ひとつで生長具合が違うことも見て取れるし楽しいですね。独りなら大変だけど、皆で手分けして作業するからできる。できた花壇を見渡したときの達成感や通りがかった人の『きれいな花ね』と耳にした時の喜びがやりがいになっています。」

だけじゃない、ロクハ公園

2人の写真2  メンバーの一人、川上さんはレイカディア大学での学びや公園サポーターでの実践を地元でも活かしたいと、町内会の美化活動グループに加わり市民センターのプランターの花の手入れもしているとか。「退職して自由な時間ができ、好きなことができることはうれしい」の皆さんの言葉のとおり、余裕のできた時間で関心のあったことの更なる知識を学んで、施設ボランティアで経験を踏み、自らの地域に還しながら、自然に仲間と楽しみが増えていく。まちの公共施設はとかく「利用する」だけに思いがちですが、このような「だけじゃない」関わり方もあるんですね。花や草花が増やしてくれているのは、まちの彩りと人の笑顔でした。

レイカディア大学
高齢者が新しい知識と教養を身につけ、地域の担い手として登場できるよう支援する滋賀県が行っているシニアの大学


ロクハ公園サポーター
山本健二さん 川上里江さん 寺下昇三さん 宇野良久さんにインタビュー

取材・掲載

コミュニティくさつ105号 2015.6月
「公演は誰のもの。」より

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