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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

さあ、次なにする?

草津市BBS会 大路寺子屋

お兄ちゃん、お姉ちゃん的な・・・

(薮内さん)説明が上手じゃないから、子どもたちにちゃんと伝わるように気をつけてま  「さあ、次何する?」「風船バレー」「じゃ、みんなでイスを片づけて?」風船バレーで盛り上がる小学生と大学生の姿を見ながら「そうそう、遊びってこんなリズムで決まるんだった」って思い出しました。大学生が中心となり、学校とは違う子どもたちの心に寄り添う草津市BBS会。子どもたちにとって、この“ちょっとお兄ちゃん、お姉ちゃん”的な存在が、なんとも良い感じです。

子どもたちから教わる

(小寺さん)BBSに誘ってくれた友だちよりも、活動にハマってます。  小学生といっても、みんな、しっかりと自分の意思をもっているなと感じます。最初はおとなしい子でも、慣れてくるとしっかり“自分”を主張してくれます。一見、ワガママに映ることさえありますが、そうじゃないんですよね。いつも騒いで、やんちゃに見える子だって、何気なく友だちに気を遣っていたりする。

 見た目や行動だけで人に先入観を持ってはいけない。そんな当たり前のことを目の前の子どもたちから教わっています。だから子どもたちとはしっかりと目を合わし、きちんと話を聞いてから話しかけることを心がけています。
それと子どもたちって発想が柔軟ですね。ゲームなんかしている時でも、状況に応じてルールを変えようという子も結構います。

成長に合わせて

( 北さん )子どもが好きで入会したけど、運営は楽しいばかりじゃないですね。  小学一年生から中学生までと年齢の幅が大きいんです。子どもの成長って体だけでなく心の変化も大きいから、低・中・高学年で同じ接し方ではいけないと思っています。5・6年生になると、もう対等に話をしてきますし、僕らもそうします。ただ、学年の違う小学生みんなの前で話すときは、どのレベルに合わせて話せばよいのか、難しいですね。

大学生の僕たちだからこそ

(院南さん)子どもたちと話すと、そのころの自分を思い出します。  スポーツをする。友だちがいる。好きなことに打ち込む。子どもたちって何かしら自分を充実させるものや場所をもっていると思うけど、そうでない子だってもちろんいます。引きこもってしまった子もいます。そんな子はここで待っているから、まずはここに来てほしい。スポ少や習い事と一緒で、学校以外の居場所のひとつとして、この寺子屋活動はあります。ここには違う学年の子や、考え方が違う子も集います。色んな子と話して他人の気持ちがわかるようになってくれると嬉しい。そのために大学生の僕たちだからこそ教えたり、与えられることがきっとあるはず。いろいろ話していきたいですね。


草津市BBS会 大路寺小屋
薮内亮太さん 小寺陽太さん 北直人さん 院南裕紀さんにインタビュー


草津市BBS会
 遊びやレクリエーション・学習支援などを通じて子どもたちと信頼関係を築き、悩みや相談ごとに寄り添う寺子屋活動。BBSとは“Big Brothers and Sisters movement”の略で活動の中心は大学生。現在は市内5か所で寺子屋活動を実施中。

取材・掲載

コミュニティくさつ110号 2016.9月
「その笑顔、まちの未来」より

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