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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

キミたちのさがしものは、この本の中に。

草津市立図書館YAコーナー

図書館は人生の伴走者

図書館YAコーナー  「図書館では赤ちゃんから貸出カードがつくれるんですよ。図書館は皆さんの長い人生に寄り添います。良いことばかりじゃないのが人生。困ったり、悩んだりしたときには、いつもそばに本があってほしい。図書館は人生の伴走者のような役割だと思っています」。
 市立図書館副館長の二井さんのお話のとおり、図書館は大人から子どもまで、連日たくさんの人が利用します。部活や塾通いで忙しくなり図書館への足が遠くなったり、スマホに夢中で読書の機会が減ってしまうのも気がかりなところだとか。

今こそ本を

図書館YAコーナー  「悩みの多い多感な時期こそ、本を」図書館では中高生向けの取り組みが始まっています。大人でもない子どもでもない中高生を「ヤングアダルト」として捉え、本館・南草津図書館の一角にYA(ヤングアダルト)コーナーを設けています。小説・進路・性・いじめに関するものからファッションから楽譜まで、思春期の子どもたちに読んでもらいたい様々なジャンルの本が、ずらりと並びます。中でも説教じみず、そっと背中を押してくれるような人生訓や教訓を取り上げた本が子どもたちに人気だそうです。

 本の内容を紹介する手づくりのポップも目を引きます。実はこのポップ、図書館と市内の高校生がそれぞれで作り、交換しながら展示しているとか。

成長を見守る

図書館YAコーナー  小学校や中学校にも出向き、一つのテーマに関する様々なジャンルの本を紹介するブックトークや面白いと思った本を紹介しあうビブリオバトルの開催など、本に興味を持ってもらう取り組みにも熱が入ります。
 「思春期の子どもたちって反応も関心も素直に表さない難しい年ごろ。ブックトークで反応がないときもめげずに本を紹介します。そんな子どもたちが紹介した本を図書館に借りに来てくれたときは嬉しくて…。遠くで成長を見守る親せきのような気持ちで接しています。」との二井さんの言葉に、思春期の子どもたちの見守り方のヒントを教えてもらった気がします。


 そうそう、ご紹介のYAコーナー。近ごろの子どもたちの興味や考えに触れることができるので、大人にもおススメです。


草津市立図書館副館長 二井治美さんにインタビュー

取材・掲載

コミュニティくさつ113号6月
「まちの安全習慣、元気にいってらっしゃい。」より

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