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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

イマドキのマンション事情

(株)くさつビル  中島哲男さん・吉浩さん

この20~30年で

中島哲男さん 60年近く、草津で仕事をさせていただいていますが、この20~30年でずいぶん変わったと実感しています。南草津周辺は宅地開発が進みました。立命館大学の開学以降は学生向けのアパート、戸建て住宅やマンションが建ち、県外からが移り住む人も増えています。草津駅の周辺も高層マンションが建設され、人口の増加が続いています。

便利さも一長一短

中島吉洋さん 駅前は賃貸も分譲もどちらも多いです。賃貸は転勤が多い人や若いファミリー層が一軒家を建てるまでの家として借りる人が多いようです。分譲マンションを購入する人の中には、老後の住まいとして購入しておき、それまでは他の人に貸している人もいます。駅近はデパートやスーパーもあって生活も便利。重い荷物に難儀する高齢者にも人気です。また、コンシェルジュなどがいるマンションでは、そこに暮らす高齢者の話し相手にもなっているということを聞いたこともあります。

駅近だと車は必要なさそうなものですが、実はファミリー世代の通勤先は車でないと行きにくいところも多く、マイカーや営業車での通勤が朝夕の駅前渋滞の一因にもなっているみたいです。

そこに暮らす理由

中島さん 住宅の立地ニーズでは、若いファミリー世帯なら学校や幼保育園が近くにあることを条件に探す人が多いですね。また、単身者などの若い世代は朝早くの出勤や夜遅くの帰宅、夜勤があったりして、コンビニが近くにあることも条件になります。24時間いつでも買い物ができ、ATMの利用や宅配便の受け取りなどができるのが、コンビニの魅力のようです。

高齢者は昼間の行動が多くなるので、デパートやスーパーなど日用品の買物が近くでできること、また趣味を楽しむため、図書館やコミュニティセンターなどの公共施設が「歩いていける距離」にあることも大切な要素のようです。

いかに“見守る”のか

最近、マンションやアパートで難しいのは、老老介護や孤独死など社会問題にもなってきている二人暮らし、独り暮らしといった高齢者世帯の見守りです。プライバシーの問題など、越えなければならない壁はありますが、オーナーさんや私たち管理会社も建物の管理だけでなく、いかに住民さんを見守っていくか、みんながそれぞれの立場で考えるべき時代にきたと思っています。

セキュリティ会社との連携で、人が動いていれば感知せず、逆に動きがなければセキュリティ会社に連絡が入るシステムなんかもあります。でも、まずは住民さんとのコミュニケーション、そして地元の町内会や民生委員さん、ボランティア、行政や病院などの関係機関と連携を密に取る必要性をひしひしと感じています。

高齢社会を迎え、これからのマンション・アパート住まいがどのような暮らしぶりになっていくべきなのか、オーナーさんも、私たち管理会社も考えなくてはいけないと思っています。

取材・掲載

コミュニティくさつ116号 2018.3月
「イマドキのマンション事情」より

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