「瀬戸の花嫁」「富士山」「学生時代」と、懐かしい曲がオカリナで演奏されていきます。優しく美しい音色が響きます。同じ曲でもリズムの調子を変えるだけで、曲の難易度がグンと上がり、メンバーさんは一生懸命、メトロノームのリズムについていっています。
　
　オカリナという楽器は、イタリア語の“がちょう”に由来する造語で、小さなガチョウといった意味合いなのだそう。会員の一人は、オカリナの音色に憧れて、自分も吹いてみたくて始めたのだとか。活動団員は4人。それぞれ3～4年ほど活動しています。「初心者の方でも個別に時間を取るなどして基本から教えるので大丈夫」と、会員から慕われている土井さん。土井さん自身も最初は生徒の立場で、教えてみないかと声を掛けられて指導する側になって「ブルーデイジー」を始めました。「一緒にうまくなっていけたらいいと思っています。」と話しています。

　みんなの前で吹くことは励みになると高齢者施設で演奏しています。昨年は、新型コロナの影響で活躍の場がありませんでしたが、今年の後半は発表の場があるといいなと練習に余念がありません。