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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

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災害は人を選ばない!いざという時のために

草津にじのこ会「防災ハンドブック勉強会」

災害は人を選ばない!いざという時のために

「草津にじのこ会」は発達に個性があり支援が必要な子どもの親の会です。草津市の乳幼児療育教室で出会った親たちが「このつながりを大切にしたい」と茶話会や学習会などを通じて子育ての不安を減らしながら親同士の交流を続けています。
東日本大震災では連日のように、被災地や被災者の様子がニュースとなって入ってきます。そんな中に避難所での自閉症の子どもを持つ家庭の新聞記事を見つけました。当たり前ですが、自然の災害は人を選びません。「いざ災害に遭ったときに自分やこの子たちはどうすればよいのか…」そんな思いから、にじのこ会では7月12日、「集り処 縁」で防災ハンドブック(日本自閉症協会発行)をもとに勉強会を開かれました。参加者は5人と少し寂しいながらも、熱のこもった勉強会となりました。

ここ草津市では要支援者登録制度を進められています。これは災害が起こった時に独り暮らしの高齢者や障がい者など、ひとりでの避難が難しい人を、事前に登録、内容を把握した上で地域の民生委員や近くの人などが災害時の安否確認と支援に備えるというもの。勉強会ではこの制度に登録するかどうかでも活発な意見交換がされました。「要支援というと身体が不自由で移動が困難な人のイメージがあるけど、言いたいことを上手く言葉で伝えられない人だっています。災害時に、こういった人も取り残されないよう要支援のガイドラインをもう少し見直してもらえれば…」と話す代表の花岡さん。
“いざ”というときのためには、日ごろから地域の人と顔を合わせ、声をかけあう「向こう三軒両隣り」のつきあいが大切なこと、生活のなかで自分たちができることを続けていくことを確認して、この日の勉強会を終了しました。

草津にじのこ会は今回のような勉強会だけでなく、親子で作品をつくる「みんなでアート」など楽しいイベントも行っています。活動の様子やお問い合わせはHPまで。
 (レポート:佐村木裕美)
【プロフィール】
 草津にじのこ会
(URL) http://blog.livedoor.jp/rainbow932/

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