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そうです。高齢者だって忙しいんです。知っててください(笑)
少し前になりますが、高齢者が元気に毎日を送るための秘訣は「きょういく」と「きょうよう」があること、なんて言われてましたね。「教育」と「教養」ではありません(それも大切かも知れませんが…)。ここでは「今日も行くところがある(きょういく)」「今日も用事がある(きょうよう)」なんだとか、なるほど。もう少し踏み込むと、居場所や出番があることなんだそうです。
これに加えて最近では「ちょきん」なんてのもあるようです。くどいようですが、もちろん「貯金」じゃありません(これも大切でしょうけど)。漢字で書くと「貯筋」。そう、筋力が衰えないようにすることです。
私たちは提案したい。「きょういく」「きょうよう」「ちょきん」の秘訣に「いきかた」を加えることを。もちろん「生き方」ではないですよ(ホントくどくてすみません)。言いたいのは「行き方」。「そこへどうやって行くか」つまり移動手段です。徒歩や自転車など自力で行けるところは問題ありません。でも、買い物や通院ともなると遠かったり荷物が多かったりと自力では難しいこともしばしば。電車やバスは時間が合わないし、毎回だとお金も嵩む。マイカーは心配だし、免許を返納する人も増えてきました。おばあちゃんのようにケガをしたりすれば、たちまち移動が困難になってしまう人も少なくありません。
今回のようにご近所で助け合える関係はステキですが、皆がみんなできる環境でもありませんね。なかなか町内会では対応の難しい問題ですが、もしあなたのまちに、まちづくり協議会のような組織があれば、相談してみるはどうでしょう。学区単位ぐらいになればボランティアの人数も確保できて仕組みとして取り組むことができるかもしれません。
あなたは今日、どこかに出かけましたか?そこには何でいきましたか?
これってやっぱり、みんなの問題。
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